アメリカ海軍の輸送機オスプレイなどが、アメリカ軍岩国基地に配備される計画について、山口県岩国市の福田市長は了承する考えを明らかにしました。

アメリカ軍岩国基地を拠点とする空母艦載機は、輸送機をCMV22オスプレイに、4つの戦闘攻撃飛行隊のうち1つをFA18スーパーホーネットからF35Cに変更される計画です。

また、海兵隊も1部の部隊でFA18ホーネットをF35Bに更新される予定です。

きょう開かれた岩国市議会で福田市長は了承する考えを明らかにしました。

福田良彦 岩国市長
「基地周辺住民の生活環境に大きな影響を与えるものではないと考えること、全員協議会においてもその必要性に理解を示される意見が多数を占めていたことなどを総合的に勘案した結果、今回の機種更新について了承するものとします」

質疑ではオスプレイの構造上の問題や騒音を懸念する質問も出ました。

これに対して基地全体では機数が10機程度減り騒音は現在より広がらないこと。

オスプレイは去年11月の事故以降、安全対策を講じることで不具合による事故への対処が可能なこと。

運用再開以降、国内では安全に飛行していることなどから機体の安全性に問題はないとの見解を示しました。

オスプレイ、F35Cとも国内初配備で、年内にも岩国に飛来するとみられています。

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