車に子どもを乗せるときに使用するチャイルドシート。
JAFはチャイルドシートの推奨基準を「身長150cm未満」に引き上げることを検討しています。
致死率約4.2倍 チャイルドシートの重要性
道路交通法では、
「チャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて運転してはならない」としています。違反した場合の交通違反点数は1点で、罰則や反則金はありません。
チャイルドシートを使用する・しないで、致死率は大きく変わってきます。
適正にチャイルドシートを使用した場合の致死率は0.09%なのに対し、不使用の際の致死率は0.36%と、約4.2倍となります。
JAFはチャイルドシート着用を推奨する身長の基準を、140cm未満⇒150cm未満へ、9月にも引き上げる予定です。
シートベルトのみでは首や腹部が圧迫される可能性が
6歳児のダミー人形を使ったJAFの衝突実験映像があります。
時速55キロで衝突したとき、ジュニアシートを着用している場合は、ベルトが鎖骨や骨盤にかかり衝撃を受け止めていますが、
シートベルトのみの場合、ベルトが鎖骨や骨盤にかからず首にかかってしまうため、首やお腹が強く圧迫されてしまう可能性があることがわかります。
コメンテーター 大迫あゆみ:
小学校6年生と年長の子どもがいて、年長の方にはジュニアシートを使っているんですけど6年生にはもう今は使っていなかったので、見直さないといけないと思いました。
小林由未子アナウンサー:
ちなみにお子さんの身長はおいくつですか?
コメンテーター 大迫あゆみ:
147cmです。
6年生でもうやらなくていいかなとちょっと思ってたんですよね。使わないと駄目だなって今映像を見て改めて思いましたね。
着用時に注意すべき点は
JAF交通環境部の丹野氏によると、
チャイルドシートを付ける際に一番重要なのは、シートベルトが首にかからないこと。
大人は自分でシートベルトと座席の高さを調節できるが、子どもは自分で調節するのが難しいので、大人が見てチェックしてあげることが必要だということです。
恵俊彰:
150cm未満って言ったら、小学校5年生とかいますよね。
コメンテーター 大迫あゆみ:
イメージではもう結構大人の体型に近いからいいのかなと思っちゃいましたけど、大人がちゃんと確認してあげないと危ないなと思いますね。
恵俊彰:
一方チャイルドシートの方も、高学年でも対応できるように横幅とか変えていかないとね。命を守ることが最優先ですもんね。
150cm未満の大人は?
JAFによると、身長が150cmに満たなかったとしても、大人の場合は子どもより体格や骨格がしっかりしているので、座高を高くする必要はありません。
「肩ベルト」は首にかからないように肩と胸骨を通るようにして、
「腰ベルト」はお腹にかからないよう骨盤のあたりを通し、座席とシートベルトを調節するようにしてください。
コメンテーター 井上咲楽:
私は154cmなんですけど、位置などいつも確認していなかったので、どこにあたっているかしっかり確認しないとなと思いました。
(ひるおび 2024年8月26日放送より)
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