北海道深川市は、自分名義のキャッシュカードと暗証番号を不正に第三者に提供した罪で、略式起訴された30代の男性職員を停職6か月の停職処分としたことを発表しました。男性職員は、依願退職しました。

 停職6か月の懲戒処分を受けたのは、深川市の30代の係長職の男性です。
 市によりますと、この男性職員は、おととし7月から去年10月にかけ、債務の返済免除を受ける約束で、自分のキャッシュカード3枚と暗証番号を第三者に提供。
 4月ごろから犯収法違反の疑いで、警察から事情聴取を受け、5月末に同容疑で書類送検、6月上旬、略式起訴されていました。
 市は男性職員から「自分のキャッシュカードと暗証番号を提供してしまった」という申し出を受け、事案を把握。
 男性職員は9日まで勤務を続けていましたが、懲戒処分を受け、依願退職しました。

田中昌幸市長「職員としてあるまじき行為」などとコメント

 今回の事案を受けて深川市の田中昌幸市長は「職員としてあるまじき行為で、市民の皆さまの信頼を大きく損なったことをお詫び申し上げる。厳粛に受け止め、職務の内外を問わず、公務員としての自覚を促すとともに、より一層、服務規律と綱紀粛正の徹底をはかり、市民の皆様の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

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