上田地域では現在、上田市と東御市の3か所の施設で、周辺4市町村のごみを処理していますが、施設の老朽化が問題となっています。
広域連合は、上田市にある、し尿処理施設・清浄園を取り壊し、跡地に統合施設を建てる計画を進めています。
周辺住民の反対などから20年余り経っても建設が始まらないこの計画。
生活環境への調査結果に関する住民説明会が22日夜に開かれました。


全部で7回の開催が予定されている住民説明会。

1回目は22日の夜、秋和(あきわ)地区で開かれ、およそ50人の住民を前に、上田地域広域連合は、施設が周辺の環境に与える影響を調査した環境アセスメントの準備書の概要を示しました。

準備書では、大気や土壌、景観などの31項目について調査・予測を行った結果、それぞれの項目で法令などの基準を満たしたとしました。

今回の計画は「工事の期間中も稼働を開始したあとも、安心・安全な生活環境を守ることができるもの」としています。

住民からは、「環境アセスメントが完了したとしても、施設の建設を受け入れるかどうかは別の話。そこからが議論の始まり」などといった意見があがりました。

上田広域連合 土屋陽一連合長:
「今年度令和6年度中には清浄園用地を資源循環型施設の建設地として正式に決定してまいりたいと考えております。そのために皆様と大詰めの話し合いを行ってまいりたいと考えております」

広域連合は今後、県の専門家によるチェックなどを経て、今年度中にはアセスメントの手続きを完了させる計画です。

5月には建設に反対している諏訪部(すわべ)地区の説明会が予定されています。

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