海上自衛隊のヘリコプター2機が伊豆諸島の東の海域で墜落した事故について、搭乗員8人全員の氏名が公表されました。死亡した隊員も特定されています。

酒井良海上幕僚長
「優秀な隊員8名のうち1名の死亡を確認し、今なお7名の隊員が行方不明となっている状況は、海上幕僚長として痛恨の極みであります」

きょう(23日)公表されたのは、

長崎県・大村航空基地所属の1機の
▽機長、松田拓也・3等海佐
▽副操縦士、西畑友貴・2等海尉
▽航空士、福留崇文・3等海曹
▽航空士、甲斐仁蔵・海士長

徳島県・小松島航空基地に所属するもう1機の
▽機長、板村一輝・3等海佐
▽副操縦士、山下夏輝・3等海尉
▽航空士、廣田真・海曹長
▽航空士、堂園優作・2等海曹の搭乗員合わせて8人です。

このうち、死亡が確認されたのは西畑・2等海尉とのことです。

酒井海上幕僚長は、事故当時は上級指揮官が部隊の技量を評価する「訓練査閲」を実施していたと述べ、通常の基礎的な訓練よりも高度な戦術判断、複雑な部隊運用が求められる状況にあったと説明しています。

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