自民党の石破元幹事長が総裁選挙への立候補を正式に表明しました。また、茂木幹事長も出馬する意向を固め、来月会見を開く方向で調整していることがわかりました。

自民党 石破茂 元幹事長
「これを最後の戦いとして、原点に戻り、全身全霊で皆様にご支持を求めてまいります」

石破氏は地元・鳥取の神社で総裁選への立候補を正式に表明しました。

石破氏は、政治とカネの問題について「透明性を深めるための努力を最大限する」と訴えたほか、「なるべく早く国民の審判をあおぐべき」として、自身が総理になれば早期に解散に踏み切る考えを示しました。

また、選挙制度の見直しや、選択的夫婦別姓に賛成することにも言及しました。

石破氏の総裁選への出馬は5回目ですが、今回が最後の挑戦となるとしています。

河野太郎 デジタル担当大臣(神奈川・平塚市 午前9時ごろ)
「(来週予定の出馬)会見では思いを述べて、私の経験をしっかり活かして、国をリードしていきたいと思います」

また、河野デジタル大臣は来週26日に記者会見するのを前に事実上の出馬宣言をしました。

さらに、茂木幹事長も出馬の意向を固め、これまでに周辺に伝えました。

関係者によりますと来月、出馬会見を開く方向で調整しているということです。

立憲民主党 野田佳彦 元総理
「政治とカネの問題の膿を出し切るためには、我々が必要なんだと」

一方、立憲民主党の代表選をめぐっては、党内から待望論のある野田元総理はきょう、取材に対し、立候補について「熟慮中だ」としましたが、複数の関係者によりますと、野田氏はすでに立候補する意向を固め、来週半ばごろ、出馬表明を行う見通しだということです。

立憲民主党の代表選をめぐっては、現職の泉代表が再選に向けた準備を進めているほか、すでに立候補を表明している枝野前代表は、支持拡大のため、自らの政策を積極的にアピールしています。

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