横浜市の教員による児童生徒へのわいせつ事件の裁判で、市が大量の職員を動員し傍聴させていた問題で、横浜市教育委員会は動員に関わった部署の幹部らを懲戒処分などにしました。

この問題は、横浜市の教員による児童生徒へのわいせつ事件の11回の裁判で、市が大量の職員を動員して傍聴席を埋めたため、一般の人の傍聴が妨げられたものです。

横浜市教育委員会はこの問題について、外部の弁護士らに調査を依頼し、「組織的動員は職務ではないという認定で、その意味において違法である」と指摘され、関係者の処分を検討してきました。

この処分がきのう発表され、傍聴の協力依頼などを行った職員ら4人を戒告処分、すでに退職した2人を懲戒処分相当としました。

また、すでに退職した当時の教育長には、減給に相当するとする文書を市長から渡したということです。

横浜市教育委員会は「重く受け止めている。皆様におわびするとともに二度と起こさないという思いでいる」としています。

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