関東甲信地方では引き続き大気の状態が非常に不安定となっています。気象庁は関東甲信地方では23日夜遅くにかけてと、24日昼前から25日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。さらに27日以降は台風10号が近づきます。台風の進路によっては関東甲信や東海、北陸を直撃する恐れがありますので、今後の情報に注意してください。

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★【画像を見る】台風が接近するとみられる27日以降のシミュレーション

気象庁によりますと、関東甲信地方では暖かく湿った空気が流れ込むほか、日中の気温上昇の影響で、大気の状態が非常に不安定となっています。雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があり、雨雲が予想以上に発達した場合や、発達した雨雲がかかり続けた場合は、警報級の大雨となる恐れがあるということです。

雨の予想

▽23日に予想される1時間降水量(多い所)
  関東地方北部 40ミリ
  関東地方南部 40ミリ
  甲信地方   50ミリ

▽24日に予想される1時間降水量(多い所)
  関東地方北部 50ミリ
  関東地方南部 40ミリ
  甲信地方   50ミリ

▽24日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
  関東地方北部 80ミリ
  関東地方南部 80ミリ
  甲信地方   80ミリ

▽25日午後6時までに予想される24時間降水量(多い所)
  関東地方北部 100ミリ
  関東地方南部 60ミリ
  甲信地方   80ミリ

そして、心配なのは台風10号(サンサン)の進路です。
23日午後3時現在、台風10号はマリアナ諸島付近にあって、北にゆっくりと進んでいます。最大瞬間風速は45メートルで、中心から55km以内は風速25メートル以上の暴風域となっています。

台風10号は勢力を強めながら日本列島に近づきます。
26日午後3時には中心気圧が950hPaとなり“非常に強い”台風となりそうです。その後、27日午後3時には中心付近の気圧は955hPa、最大瞬間風速60メートルと“強い”台風となって日本の南に近づきます。そして暴風域を伴いながら日本列島を直撃する見込みで、28日午後3時には関東甲信越エリアに最接近しそうです。

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台風から離れていても、前線の影響などで大雨となる恐れがあるほか、台風本体の雨雲が近づくと急激に雨風が強まりそうです。台風への備えは早めにお願いします。今後の台風情報に注意してください。

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