新しい広島駅ビルは来年春に開業する予定ですが、「ミナモア」に出店するテナントの一部が発表されました。コンセプトの柱の一つは、「全館カフェ」です。

中国SC開発竹中靖社長
「館内がカフェのようにホッと一息つけるさわやかな空気、心地の良いゆったりとした豊かな時間が流れる。館内全体がそうなるように」

「ミナモア」は、広島駅ビルの2階から6階までが中心の商業施設です。中国SC開発とJR西日本は、200店舗ほど入るテナントの一部を発表しました。

地元・広島からは、コーヒーの有名店をはじめ、各フロアに多彩なカフェが集まります。このほか、アメリカ・ニューヨーク発祥の「ザシティベーカリー」や、開発から製造・販売を手がける化粧品メーカー「SHIRO」など、中四国初進出の店舗が数多く並びます。

中国SC開発竹中靖社長
「住むのに豊かでいいまちなので、もう少し何かを付け加えられたら」

また、70以上からなるレストランを擁し、中四国最大の玄関口にふさわしいコミュニティ拠点を目指すということです。

どんな発表が行われたのか、詳しくお伝えします。

ミナモアには、6つのコンセプトがあります。
・「全館カフェカフェ」ホッと一息つける爽やかな空気、豊かな時間が流れます。
・「日常の中の冒険」好奇心を刺激するワクワク感、非日常へいざなう友達のような存在
・「会いに行く」ネットショップ全盛の今の時代だからこそ誰かに会いに行こうと思える新しい商業施設
・「ギフトの殿堂」人との繋がり、絆を深めるツールとなる素敵なギフトを選べる場所
・「中四国の玄関口」駅の利便性を強化し、いろんな交流をもっと生み出したい。
・「自分使い」あらゆる人を受け入れるショッピングセンター

ではどんなお店が発表されたのでしょうか?

実は広島はコーヒー購入量国内第4位です。カフェ文化・コーヒー文化を発信する拠点にしたい。それで「全館カフェ」なのです。そのコンセプトに沿ったお店は…

・ザ・シティベーカリー ニューヨーカーから親しまれた「街のベーカリー」日本では2013年に大阪に初上陸、東京・福岡などに展開されています。
・ピエールマルコリーニ ベルギー王室御用達のチョコレートで有名です。テラス席を備えたスタイリッシュなカフェでは洗練されたカフェメニューも用意するとのこと。
・オブスキュラコーヒーロースターズ 広島の有名店。世界中の珈琲農園で買い付けた特別な品質の珈琲を用意するとのことです。

「日常の中の冒険」というコンセプトはここにしかないお店が集まるということ。

・メゾンマルジェラ「レプリカ」フレグランス 中四国初出店です。

「会いに行く」というコンセプトは、こだわりや「想い」「熱量」をこのスタッフから聞きたいお店が揃うと言う意味だそうです。

・G7広島サミットで振る舞われた珈琲を出したマウントコーヒー
・広島市南区的場町の人気店シマジコーヒー

「ギフトの殿堂」大切な一品を扱うお店でギフト文化を発信したいと言うコンセプト。

・SHIRO 中四国初出店のコスメブランドです。
・ユーイチ スイーツ店。ジャムでも人気の店です。カフェも設定されます。

「中四国の玄関口」多くの人が交流するために必要な機能を備えると言うコンセプト。家族連れやビジネス利用など幅広い利用を想定したレストランフロアを備えます。

・台湾の小籠包で有名なディンタイフォン
・スープストック東京(予定)
・ニューヨークのハンバーガーレストランシェイクシャック

そしてきょうはこの他、エキエと新しい駅ビルの間をつなぐように増床して7店舗ほどできるエキエザッカマルシェが9月26日にオープンすることも発表されました。(成城石井のみ10月1日オープン)

このほか22日に発表されたことは、
・ミナモア全体では200店ほどが出店(残りは後日発表)
・中四国初や広島初のお店は全体の3割
・レストランだけで70店舗(エキエ含む)
・働く人は約3000人

ミナモアのオープンは来年春の予定です。

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