熊本市役所本庁舎の建て替えを議論した有識者会議の議事録の開示を求め、市民団体の代表者が起こした裁判の控訴審で、福岡高等裁判所は原告の請求を棄却しました。

この裁判は、熊本市役所本庁舎の建て替え問題をめぐり、市民団体が「有識者会議の議事録の開示を市に求めたものの拒否された」として、団体の代表者が市を相手取り提訴したものです。

一審の熊本地裁は今年1月、「決定前の情報を開示することで、市民の誤解を招く恐れがある」などとして、原告側の請求を棄却しました。原告は判決を不服として控訴していましたが、8月22日の判決で福岡高裁は、改めて原告の請求を棄却しました。

庁舎建て替えを考える会 西川文武代表(45)「竣工図があるにもかかわらず、設計図をもとにした報告書をもとに答申を作っているのは明らかにおかしい」

原告は上告する方針です。

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