環境省と気象庁は、22日午後5時に「熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの発表状況」を更新。青森県に2024年では初めて「熱中症警戒アラート」を発表しました。

熱中症の危険性が極めて高いことが予測されるさいに発表される「熱中症警戒アラート」は、環境省と気象庁が2021年度から全国で運用しています。

環境省と気象庁が22日午後5時に発表した「青森県熱中症警戒アラート 第1号」によりますと、青森県内の明日23日の予想最高気温は、青森…34℃、八戸…34℃、むつ…31℃、深浦…30℃、弘前…33℃となっています。

以下、「青森県熱中症警戒アラート 第1号」の全文です。

「青森県熱中症警戒アラート 第1号」
(22日午後5時:環境省 気象庁発表)

青森県では、明日(23日)は、気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがあります。室内等のエアコン等により涼しい環境にして過ごすなど熱中症予防のための行動をとってください。

●熱中症予防のための行動
まずは、室内等のエアコン等により涼しい環境にして過ごしてください。その上で、こまめな休憩や水分補給・塩分補給をしてください。
涼しい環境で過ごすことができない場合(自宅のエアコンが故障した場合等)は、衣服を緩めることや重症化等の予防に、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇いだり、氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられます。

●特に実施していただきたいこと
・脱水状態にある人、高齢者、乳幼児、からだに障害のある人、肥満の人、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、病気の人、体調の悪い人などが、熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」です。これらの方々は、自ら積極的に対策を実施し、周囲の方も声がけを実施しましょう。
・管理者がいる場所やイベント等では、責任者が、暑さ指数などを実測の上、適切な熱中症対策が取れていることを確認ください。

●明日(23日)予測される日最高暑さ指数(WBGT)
大間30、むつ30、小田野沢29、今別32、脇野沢29、市浦31、蟹田30、五所川原32、青森31、野辺地32、六ケ所31、鰺ケ沢32、深浦31、弘前33、黒石31、酸ケ湯25、三沢31、十和田30、八戸31、碇ケ関30、休屋28、三戸31
全国の代表地点(約840地点)の暑さ指数は、熱中症予防情報サイト(環境省)にて確認できます。個々の地点の暑さ指数は、環境によって大きく異なりますので、黒球の付いたWBGT測定機器等を用いて独自に測定していただくことをお勧めします。身近な場所での暑さ指数を確認した上で、熱中症予防のための行動を行ってください。

暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)は気温、湿度、日射量などから推定する熱中症予防の指数です。

●暑さ指数(WBGT)の目安
 31以上:危険
 28以上31未満:厳重警戒
 25以上28未満:警戒
 25未満:注意

●明日(23日)の予想最高気温
青森34度、八戸34度、むつ31度、深浦30度、弘前33度

この情報は暑さ指数(WBGT)を33以上と予測したときに発表する自分の身を守るための気づきを促す情報です。予測対象日の前日17時頃または当日5時頃に発表します。

予測対象日の前日に情報(第1号)を発表した都道府県では、当日の予測が33未満に低下した場合でも5時頃にも情報(第2号)を発表し、熱中症への警戒が緩むことのないように注意を呼びかけます。

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