派閥の裏金事件をめぐり、安倍派の口止めを暴露した宮沢博行衆院議員が議員辞職願を提出しました。女性問題が取りざたされていて、宮沢氏は「不祥事があったことは自覚している」と話しています。

自民党 宮沢博行 前防衛副大臣
「辞職願を提出して参りました」

記者
「一部週刊誌に女性問題が出るのではという話があるが関係しているのか?」

自民党 宮沢博行 前防衛副大臣
「私の不祥事が重なりまして、これは責任を取り、けじめをつけなければならないと判断し、本日、辞職願を提出したところでございます」

自民党の宮沢氏は議員辞職と女性問題の関係について明言を避けたものの、JNNの取材に対し、「事実とかけ離れているわけではない、不祥事があったことは自覚している」と話しました。

宮沢氏と言えば、安倍派に所属し、裏金事件をめぐり、安倍派から口止めされたなどと暴露してきました。

自民党 宮沢博行 前防衛副大臣(去年12月)
「派閥の方から、かつて収支報告書に記載しなくて良いという指示がございました。はっきり申し上げます。喋るな、喋るな、これですよ!」

「神の御前に禊ぎして~」

派閥の裏金事件後、「安倍派は解散すべき。安倍派を介錯するという覚悟だ」と話していた宮沢氏は、安倍派からキックバックを受け、政治資金収支報告書への不記載が132万円あることが明らかとなっていますが、今回の問題で「不記載資金の流用は断じてない」としています。

“比例代表選出のため、離党ではなく議員辞職し、議席を党に返す”と話した宮沢氏。

次の衆院選への立候補については、「現時点では考えられるものではない」としています。

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