秋田県能代市の男性が自分のスマートフォンに届いた、タレント黒柳徹子さんを名乗る人物からの「生前贈与を受け取って欲しい」というショートメールの内容を信じ込み、236万円の現金をだまし取られる被害にあっていたことが分かりました。

能代警察署によりますと、この男性は秋田県能代市に住む70代の男性です。
7月29日に自身のスマートフォンに、タレントの黒柳徹子さんを名乗る人物から「生前贈与を終え、芸能人を引退しようと思う」というショートメールが届きました。
そのショートメールにはさらに「生前贈与には6人が賛同してくれており、2億円ずつ受け取りが完了されている」「あとはあなたが受け取るだけです」と書かれており、さらにインターネットのURLが書き添えてあったということです。
男性は差出人が黒柳徹子さん本人であると信じ、URLにアクセスすれば2億円が手に入ると思い、アクセスしました。
すると相手方から贈与の受け取り名目などを理由に、指定した法人口座に現金を振り込むように要求され、7月30日から8月17日までの間に現金合計236万円を振り込み、騙し取られたということです。

能代警察署では「現金の受取手続き費用や、受取手数料を理由に現金を振り込ませるのは特殊詐欺の手口です。もし要求があった場合には、一人で判断せず、警察に相談してください」と呼びかけています。

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