東京の人材派遣会社が、北海道と苫小牧市の委託事業で1億7000万円あまりを過大請求していた問題で、苫小牧市が会社関係者を詐欺の疑いで警察に告訴しました。

苫小牧市が詐欺の疑いで告訴したのは、19日、東京に本社を置く人材派遣会社「シグマスタッフ」の関係者です。

「シグマスタッフ」は、2018年から5年間、北海道と苫小牧市から受託した介護人材の確保など3つの業務で、合わせて1億7000万円あまりを過大請求していました。

北海道と苫小牧市の調査では、次年度の委託料を減少させないために過大請求するためのマニュアルを作成し、人件費を北海道苫小牧市に重複して請求するなどして、不正請求していたことが明らかになっています。

苫小牧市は、「シグマスタッフ」を今年5月から9か月間、指名停止措置にしています。

同じく不正請求されていた北海道は、7月29日付で、「シグマスタッフ」の関係者を詐欺の疑いで、すでに告訴しています。

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