新潟県内で自動運転中の車による初めての事故と見られています。弥彦村が運行している自動運転バスが20日夕方、縁石に乗り上げる事故を起こしました。村はバスの運行を当面停止します。

事故を起こしたのは、弥彦村が運行している自動運転のバス「ミコぴょん号」です。

車両の底にはこすったような跡がありました。
【記者リポート】「こちら燕市の事故現場です。自動運転バスはこちらの縁石に乗り上げたということです」

弥彦村によりますと、バスは20日午後5時前、燕市 吉田文京町の市道を走行中に道路左側の縁石に乗り上げました。

バスには乗客4人と添乗員2人が乗っていましたが、けがはありませんでした。

当時、出発地点のJR北吉田駅を出た直後で、自動運転で時速20kmほどで走っていたということです。

警察によりますと、新潟県内で自動運転の車両による初めての事故になるのではないかということです。

【弥彦村総合政策課 宇野誠 課長】
「センサーが正常に作用すれば停車するところ、停車せずに事故が起きてしまった。どうしてそのような事象になったかというところを、原因を調査するところからスタートすると思っている」

弥彦村の自動運転バスは2月に運行が始まり、2台のバスを使用していましたが、6月には別のバスで手動運転中に操作を誤り、電柱のワイヤーにぶつかる事故を起こしていました。

弥彦村は今回の事故を受けてバスの運行を当面停止することにしました。再開の時期は未定としています。

県内では佐渡市でも自動運転バスの実証調査が行われていて、今年度中に2度目の調査を行う予定でした。佐渡市は弥彦村の事故を受けて、「情報収集をして対応してきたい」としています。

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