「携帯電話が不正利用され、このままだと逮捕になる」などとうその電話があり、大分市に住む20代男性が450万円をだまし取られる詐欺被害にあったことが分かりました。

警察によりますと7月下旬、大分市に住む20代男性の携帯電話に「+」から始まる国際電話の着信がありました。大手通信会社を名乗る男が「携帯が不正に利用されている可能性がある。警察に事情を説明してください」と言い、そのまま岡山県警や検察官を名乗る男とつながりました。

その後、ショートメールで架空の取り調べ同意書や守秘義務誓約書の写真が送られ、「このままだと逮捕になる」、「優先的に調査をするには500万円程度のお金が必要」などと言われ、男性は7月31日に指定された口座に用意できた450万円を一括で振り込みだましとられました。

8月20日になって銀行から「あなたの口座が犯罪に利用されたかもしれない」と連絡を受けた男性が警察に相談し、詐欺被害が発覚しました。

警察は「最近、岡山県警を名乗って金を要求する詐欺被害が増えている。取り調べ同意書と守秘義務誓約書は存在しない上、捜査にまつわる書類を送ることはない」として注意を呼びかけています。

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