松本市で20日午後、救急搬送中の救急車が、狭い道路で乗用車とすれ違う際に接触する事故があり、患者の病院への搬送がおよそ20分遅れました。

事故があったのは、松本市井川城の市道で、20日午後7時半過ぎ、23歳の男性隊員が運転する松本広域消防局の救急車と、松本市に住む59歳の男性会社員が運転する乗用車が、すれ違う際に接触しました。

この事故によるけが人はありませんでした。

現場は、幅およそ4メートルで、救急車の右の後部と、乗用車の右の後部が接触していて、松本広域消防局によりますと、一旦停止していた乗用車が、すれ違う途中で動き出して、接触した可能性があるということです。

救急車は、74歳の女性を搬送する途中で、女性は、事故を受けて現場に駆け付けた別の救急車で運ばれましたが、松本広域消防局では、病院の到着がおよそ20分遅れたとしています。

女性は吐き気を訴えて搬送される途中でしたが、松本広域消防局では、到着の遅れによる症状の悪化ないとしています。

松本広域消防局では、狭い道でのすれ違いの際に、同乗している隊員が救急車から降りて安全確認をする必要があるかなどを検討して、再発防止に努めたいとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。