来月27日投開票という日程が決まった自民党総裁選は、各候補出馬表明に向けた動きが活発になっています。一方、立憲民主党は枝野前代表がきょう、代表選挙への立候補を表明します。国会記者会館から島本記者です。

すでに立候補の意向を表明した小林鷹之前経済安保担当大臣は、岸田総理に出馬報告を行い、「頑張れよ」と声をかけられました。

自民党 小林鷹之 前経済安保担当大臣
「国家的な課題に正面から向き合ってきたのが岸田政権だと私は認識しておりますので、そういう意味では基本的なところは継承しながらやっていければと思います」

また、きのう出馬する意向を固めたことが明らかになった小泉進次郎元環境大臣ですが、さきほど、「周辺の報道なので1つ1つコメントすることは控えたい」とのみ語りました。

周辺議員は「支援を表明してくれる議員は全ての派閥からすでに40人以上いる」と話していて、出馬表明の時期を慎重に探っているものとみられます。

石破元幹事長は24日に地元・鳥取で正式に立候補を表明する方向で、政策発表は、ほかの候補の会見とかぶらない時期に行いたい考えです。

このほか、林官房長官について周辺議員は「少なくとも閣僚で最初に発表するのは良くない」としていて、26日に出馬会見を開く予定の河野デジタル大臣らの動きも見極めて判断するものとみられます。

一方、立憲民主党は、枝野前代表がきょう午後、来月23日に行われる党の代表選への立候補を正式に表明します。

代表選をめぐっては、現職の泉代表が再選に向けた準備を進めているほか、野田元総理の立候補に期待する声もあがっていて、代表選の構図はいまだ固まりそうにありません。

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