誰もが知っているという懐かしのお菓子が今、北海道内限定で復活し大人気となっています。「あなたにもあげたい」とつい言ってしまうお菓子です。
先週の新千歳空港です。土産物店に人だかりが。
時崎愛悠記者
「空港限定で販売していたチェルシーですが、ものの10分で棚が空になってしまいました」
「北海道生食感チェルシー・バタースカッチ味」です。
8月10日の発売から1週間あまり、たちまち大人気となっています。
客
「懐かしいパッケージで食べるのも楽しみだな。職場の人も懐かしんで食べてくれると思う」
「何かおいしそうでキャラメルみたいだったから、超うれしいです」
「なくなる事を知ったときにちょくちょくコンビニを回ってなかったのでうれしい」
「チェルシー」と言えば…「あなたにもチェルシーあげたい」
ヨーロッパの風景に女の子が語るCMでおなじみ、菓子メーカー明治を代表するキャンディです。
砂糖とバターをベースにした「バタースカッチ」と呼ばれる画期的な味わいでロングセラーになりましたが惜しまれつつ今年3月、生産を終えました。そうした中。
道南食品 技術・開発部 木村幸乃さん
「形を変えて新しいタイプでチェルシーを残せないかと思った」
ここ道南食品は、こちらもおなじみ「サイコロキャラメル」の製造メーカーで明治のグループ会社。
実は明治が販売を終えた「サイコロキャラメル」を2016年に引き継いで復活させた実績があり、今回も相談を受けたといいます。
道南食品 技術・開発部 木村幸乃さん
「(チェルシーは)北海道産の原料で、供給地の北海道に工場がある道南食品に声がかかった」
北海道で復活するからには北海道らしい新食感の「チェルシー」を作りたい。こうして完成したのが…
藤田忠士記者
「いただきます。なんだこれ、今までに食べたことのない食感です。あっバタースカッチの味と香りがふわっと口の中に広がって完全にチェルシーですよこれ」
ハードキャンディーだった「チェルシー」を生キャラメルとチョコレートをかけ合わせた軽やかな生食感に大きくシフトチェンジ。
材料には、道産の発酵バターと生クリーム、ビート糖を使い、「チェルシー」の風味をそのままに再現しました。
道南食品 技術・開発部 木村幸乃さん
「生食感という新しいタイプのお菓子にすることで、かつてのチェルシーが販売された当初の驚きや感動もまた再現できるのかな」
復活した「チェルシー」は北海道限定のおみやげとして新千歳空港で先行販売し9月3日から北海道内の土産物店などで販売されます。
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