日本原子力発電が再稼働を目指す東海第2原発(茨城県東海村)で、建設中の防潮堤に施工不備が見つかった後も原電が工事完了時期を9月から改めていない問題で、関係者は20日、完了時期が2026年12月になる見通しだと明らかにした。原電は「実質的な造り直しになる」と説明していた。  昨年6月、防潮堤の基礎部分にコンクリートが十分に行き渡っていなかったことが判明。茨城県の大井川和彦知事や東海村の山田修村長らが、不備の発覚後も工事の完了時期を変更しない原電の対応を批判していた。新たな完了時期が明らかになるのは初めて。


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