熱戦が続く2024年の「夏の甲子園」―。
青森山田が春夏通じて初の甲子園ベスト4に進出しました。滋賀学園との準々決勝では、手に汗握る投手戦を制し、1対0で完封勝ちを果たしました。

互いに初のベスト4進出をかけた滋賀学園との準々決勝は初回、先発を任された2年生右腕の下山がピンチを招きますが…。

ライトの佐藤洸史郎が滑りこみながら捕球して流れを渡しません!

その後、4回からは下山の後をつぎエース関が登板しますが、この日は毎回ランナーを背負う苦しい展開。5回には2アウト一、二塁のピンチで相手打者にライト前に運ばれますが…、再び佐藤洸史郎!

ピンチを防ぐレーザービーム!青森山田伝統のバックの堅い守りでスコアボードに「0」を並べます。

新井宇輝アナウンサー
「ゲーム中盤、スタンドも先制を狙います!」

投手陣の奮闘に打線が奮起したのは7回でした。
2アウトながらランナーを三塁に置いて打席には、今大会までノーヒットの5番・吉川!

ストレートをレフトにはじき返し、吉川のタイムリーで終盤に貴重な1点を挙げました!

最終回には、関が先頭を歩かせますが何とか後続を断ち1対0で逃げ切り、春夏通じて初めての甲子園ベスト4に進みました。

青森山田 吉川勇大選手
「とにかく嬉しい気持ちと、仲間があそこで回してくれたのが自分のヒットにつながったので、嬉しい気持ちと『ありがとう』という気持ちがありました。最高です!」

青森山田 関浩一郎投手
「1番をつけているからにはチームが勝てるようなピッチングをしたいと思っていますし、今日の試合みたいに要所要所で抑えながら優勝目指して頑張っていきたいと思います」

青森県勢が準決勝に進むのは2012年に準優勝した光星学院(現・八戸学院光星)以来12年ぶり。青森山田は、初の決勝進出をかけて21日に京都国際と対戦します。

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青森山田高校では、バドミントン部やバスケットボール部の選手たちなど70人が集まり、甲子園に届かんばかりの熱い声援を送りました。

応援団長のかけ声
「みんなで盛り上がって応援していきましょう!」

9回、エース関投手が最後の打者を打ち取ると会場は歓声に包まれ、応援していた選手たちはハイタッチや拍手をしながら喜びを分かち合いました。

青森山田高校の男子バスケットボール部の選手
「とても感動しました。現地に届くくらいにみんなで盛り上げてがんばっていきたいと思いました」

青森山田高校の女子バドミントン部の選手
「(クラスメートの蝦名選手が)打ってくれると信じていたので、ヒットを打ってくれてすごいなと思いました。もう一戦勝って、決勝まで駒を進めてほしいと思います」

遠く離れた青森からも“ナイン”を後押しする応援が続きます。

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