少子化問題の解決に向けた結婚や子育ての支援策を高校生が考え、新潟市の中原市長に発表しました。若者の視点で考えた結婚・子育ての支援策とは?

高校生
「市が合コンの場所を作ってくれるとかさ」
「 そういう出会いの場が増えれば、結婚する人は増えるのかなと思った」
「子どもが安心して遊べる施設・遊具をつくる」

結婚や子育ての支援策について活発な議論を交わしたのは、新潟市に住む高校生18人です。若者の視点を施策に取り入れるため、新潟市が企画しました。

新潟市こども政策課 池田文明課長
「新潟市で結婚する人を増やし、子どもを育てたいと思ってもらうにはどうしたらいいかということで、柔軟な発想で率直な意見やアイデアを出していただけたら」

7月末現在の新潟市の人口はおよそ76万4000人で、この5年で2万6000人ほど減っています。

高校生
「子育ての環境を整える!」
「あ!それだすごい!」

4つのグループに分かれ、意見を交わすことおよそ1時間半…それぞれのグループが新潟市が取り組むべき方向性を中原市長に発表しました。

高校生
「SNSで様々な結婚の仕方を見える化して、結婚に対してのイメージを膨らませてもらうことが大切だなと感じました」
「保育士の給料を上げることで保育施設が増える。保育施設が増えれば子育てがしやくすくなって子どもが増えていく」

このほか、レジャー施設を整備することや…マッチングアプリではない対面での出会いの場を提供するといったアイディアが発表されました。

新潟市 中原八一市長
「今、とかく結婚だとか子育てというと、何かマイナスなイメージを持っている人、少なくないんじゃないでしょうか? 具体的に結婚・子育てはこういうことなんだというのは、若い時から皆さんにイメージを持ってもらうことが大事であるということを痛感させていただきました」

高校生
「私たち学生目線から見たことで、もしかしたら大人の人は考えてこなかったことを自分たちが気づけたかもしれないから、ぜひ生かされたらうれしいなと思います」

新潟市はより良い施策の実現に向けて、12月にはパブリックコメントを行い、結婚や子育て支援について広く市民から意見を募ることにしています。

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