8月17日に行われた三重県熊野市の「熊野大花火大会」。約1万発の花火が夜空を彩りました。

5時間前の午後2時過ぎ、会場にはすでに多くの人が。

(訪れた人)
「暑すぎます」
Q暑さ対策していますか?
「しているつもりだけど上回っていますね.暑さの方がね」

この日の最高気温は34.8度。

会場で配布されたのは「避難マップ」

そんな暑さの中、会場では。
(スタッフ)
「避難マップです」

南海トラフ地震臨時情報の呼びかけは終了していましたが、もしもに備え、今回初めて来場者へ避難マップが配られました。

(訪れた人)
「こういうマップがあったら、ここを目指して行こうかというのが、心構えというか、準備・備えができるのですごくいい取り組み」

そして気温が30度を切った午後7時頃、ついに花火大会がスタート。美しい七里御浜や、世界遺産「鬼ヶ城」の岩場を舞台に、約1万発の花火が熊野灘の夜空を彩ります。

今回、ライブ配信で解説を担当していた、花火写真家の金武 武さんの一番のオススメは「三尺(さんじゃく)(だま)」です。

船が必死に逃げる「三尺玉」

(花火写真家 金武 武さん)
「三尺球という大きい花火が600メートルに開きます。(船は)半円分の300m逃げなきゃいけない」

「三尺玉海上自爆」では、点火してから花開くまでの90秒の間に、船は300mを猛スピードで逃げるんです。

(場内アナウンス)
「ただいま点火しました。全速力で船が逃げています」
(観客)
「船がんばれー!」

そして花火大会のフィナーレを飾るのは「鬼ヶ城大仕掛け『巌頭のとどろき』」。終了後には、花火師さんに「ありがとう」の気持ちを伝える、ペンライトやスマホの光が。…すると花火師さんからのお返しの花火が1発。こうして今年の熊野大花火大会は幕を下ろしました。

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