報徳・創成館・早稲田実業を破り、夏の甲子園初めての3勝でベスト8に名乗りを上げた島根代表・大社。堅い守備と全力の全員野球が感動を呼んでいますが、その中心となっているのがエース左腕・馬庭優太投手です。

馬庭投手が野球と出会ったのは、小学校1年生の夏休みだったと、母・弘恵さんは話します。

馬庭投手の母・弘恵さん
「(優太が)高校野球を見ていて、ハマるものが自分の中でもあったみたいで。その試合を見てから、家の壁でボールを投げてキャッチボールをしたりとかするようになったので『あっ、これはスポ少にいま連れて行こう』と思って連れていき、その日のうちに入ってしまいました。
体が筋肉痛になるまで最後まで練習していて、次の日はラジオ体操を休みました」

コントロール抜群、キレのあるストレートが注目されていますが、もともと肩が強かったそうです。

馬庭投手の父・洋史さん
「スポ少の時は最初は外野をやっていて、スポ少の指導者の方が、(優太は)結構肩が強かったようで、それを見越して4年生の時くらいから、ピッチャーをやらせてもらったり、内野をしたりしていました」

小さいころは、負けると半日ほど泣いている時もあるなど、気持ちを前面に出す子だったと話す母の弘恵さん。早稲田実業戦の最終盤、馬庭投手自らの劇的サヨナラヒットの場面では、息子と同じように喜びを爆発させました。

馬庭投手の母・弘恵さん
「やってくれました!ありがとうございます!ありがとうー!」

奇跡を起こし続ける大社。準々決勝は19日、第4試合で神村学園と対戦し、ベスト4進出を狙います。

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