この時期に活動が活発になる危険な「スズメバチ」。専門家の駆除の現場に密着しました。

浦部智弘アナウンサー「ありました。屋根の下にスズメバチの巣ができていますね。ハンドボールくらいの大きさでしょうか」

夏から秋にかけて、巣作りをはじめるスズメバチ。敵が近づくと、あごをカチカチと鳴らして威嚇し、攻撃性が強いハチです。県によりますと、毎年約100件の相談が寄せられています。

防護服着て「地獄のような暑さ」

スズメバチの巣の駆除を行う「二本松ハチ駆除たすけ隊」の大河内吉男さん。独自の方法で、1年で50以上の巣を駆除してきたベテランです。

今回の依頼は、7月に駆除を終えた場所に、1週間ほどで再び15センチほどの巣ができたというものでした。

駆除を依頼した家主「実は巣を駆除してもらって、もういなくなって良かったなと思っていたんですけど、2、3日したら家の周りをいっぱい飛んでいるんですよ。おかしいなと思って見たら同じところに巣ができていました」

二本松ハチ駆除たすけ隊・大河内吉男さん「(巣ができるのは)昔の古い大家とか、物置が多いですね。定期的に軒下を見たほうが良いと思う」

駆除には防護服を着用しますが…。

浦部アナ「現在の気温は35.1℃、正直この格好は、この暑さだと地獄のような暑さですね」

防護服を着た浦部アナ

大河内さんは、熱中症にならないよう30分を目安に作業を行います。

周りのハチ捕らえ、巣をもぎ取る

駆除ではまず、長さ3メートルほどの「とりもち」で、巣の周りを飛ぶハチを捕らえます。

ハチが減ったところで手作りのネットで囲い、巣をもぎとります。

最後に、戻りバチ対策で巣があった場所に再び、とりもちを設置したら作業はほぼ完了です。

駆除の依頼者「今までここを通るたびに怖かったけど、安心できます」

大河内吉男さん「アシナガバチとか、10~15センチくらいまでなら注意してやればできるかなと思うが、自信がないときは専門家にお願いしたほうが良いと思う」

自分で駆除する際は、防護服の貸し出しを行っていることもあるので、自治体に確認してみて下さい。ただし、危険を伴う作業なので、専門家に相談することをおすすめまします。

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