愛知県は、県営住宅に入居する契約者の氏名や家賃など、121世帯分の個人情報が記載された書類を紛失したと明らかにしました。

愛知県によりますと4月19日午後2時ごろ、県営住宅を管理する「愛知県住宅供給公社」の職員が、県営住宅に入居する約4万4000世帯の契約者の氏名や家賃など個人情報が記載された書類1696枚を、県庁に提出するために段ボール箱に詰めてカートで運搬していたところ転倒し、書類が路上に散乱しました。

書類は一部が強風で飛ばされたため、職員は連絡を受けて駆け付けたほかの公社職員や県職員らとともに回収しましたが、日が沈んだ午後7時ごろになっても、121世帯分の書類3枚が見つからなかったということです。

愛知県住宅供給公社では、紛失した書類の世帯に電話や訪問をし、経緯を説明し謝罪を行っています。

愛知県は今後、公社から県に提出される個人情報の扱いを「紙」から「電子データ」に変更するなど、再発防止に努めるということです。

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