鳥取県大山町にあるアスレチック施設「森の国」。
県内外の親子連れから大人気のこの施設には、ユニークなキャラクターで知られる名物社長がいます。
実は社長、元々は外資系大手コンサル会社で働く超エリート。
かつて傾きかけた施設を立て直した社長の手腕、思いに迫ります。

西日本最大級のフィールドアスレチック「森の国」。
60を超える手作り遊具に、およそ100サイトあるキャンプ場など、広大な敷地を活かしたアドベンチャーパークとなっていて、
夏休み期間中のいまの時期は親子連れなど県内外から多くの人が訪れています。

さらに、チャンネル登録者数800万人を超える大人気ユーチューバー「フィッシャーズ」も、かつて森の国のアスレチックを目当てに動画撮影に訪れたことがあるんだとか。

そんな人気施設の経営者が、伊澤大介さん、51歳。
あだ名は「ブンブンさん」です。

記者
「ブンブンさんの由来って何ですか?」
伊澤さん
「家で二ホンミツバチを飼っているから、私のキャンプネームは『ブンブン』になったんです」

2007年に社長に就任して以来、経営だけでなく、自ら自然体験型プログラムのガイドやアスレチック遊具の新設・点検など現場の仕事も担い、ブンブンさんは日々大忙しです。

森の国 伊澤大介 社長
「私たちが森から切り出してきた間伐材で作っているので、私たちの責任において私たちが子供たち、あるいは家族が楽しく安全に遊んでいただけるように全部点検をいつもしています」

大山の中腹にあり、その名の通り豊かな森に囲まれた「森の国」。
撮影中にも…

伊澤さん
「見てください!」
記者
「おお~!カブトムシ!」
伊澤さん
「夏はね、こういう生き物と出会えるから。自然の中では本当にいろんな感動がありますね」

まるで子どものように目を輝かせる伊澤さん。
実は、その姿からは想像できない意外な経歴を持っていました。

森の国 伊澤大介 社長
「アメリカの企業で、今『アクセンチュア』という名前、当時は『アンダーセンコンサルティング』という会社に就職しました」

実は伊澤さん、慶應義塾大学を卒業後、外資系大手コンサルティング会社に入社した超エリート!
大手テーマパークの業務手法の改善などに携わってきたやり手のコンサルだったといいます。

森の国 伊澤大介 社長
「基本的には毎日タクシーで帰る生活。終電ではとても仕事が終わらず徹夜で仕事をすることもありました。
朝、出社した上司にプレゼンテーションの資料を見てもらって、そのままダメ出し…破られることもありました」

そんな伊澤さんがなぜ森の国に関わることになったのでしょうか?

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