将来の獣医師確保に向け、島根県が、体験講座を開き、16日、夏休みの子ども達が獣医師の役目を聞いたり、実際に、その仕事に挑戦したりしました。

この体験講座は、小学生から高校生を対象に島根県が開催していて、このうち、午前の部には、小中学生10人が参加。
獣医師の仕事について話を聞いた後、実際の器械を使い、縫合に挑戦しました。

イヌやネコといったペットの診療をするイメージが強い獣医師ですが、ウシやブタなど家畜の診療や、「公務員獣医師」といって家畜の伝染病対策のほか、食中毒や人の感染症の調査・研究などその仕事は、多岐にわたります。

参加した児童
「獣医さんのお仕事について、詳しく知れたので良かったです」
「動物病院とかで、ネコの診察とかするだけかなと思ってたけど、牛の中に手を突っ込んだりして、検査してるんだなと思って、すごいなと思いました」

島根県農林水産部畜産課 高橋優 課長補佐
「獣医師は動物を介して、人の健康も守っている」
「まずは、"獣医さん"という仕事があることを、子どもたちに知っていただきたいと思って、きょうのイベントを企画した」

島根県では、畜産を支える獣医師や公務員獣医師の減少、高齢化が進んでいて、こうした取り組みを通して、将来、獣医師を目指す子どもを増やしていきたいとしています。

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