東京電力福島第一原子力発電所2号機で溶け落ちた燃料「デブリ」の試験的な取り出しに使う装置について、原子力規制委員会は合格を示す終了証を東京電力に渡し、今月下旬にも取り出しが始まる見通しになりました。

原子力規制委員会は、2011年3月の東日本大震災の原発事故で溶け落ちて固まった核燃料「デブリ」を福島第一原発2号機で試験的に取り出すために使う装置について、検査に合格したことを示す終了証を交付しました。

これで取り出し開始の条件が整ったことになり、東京電力は8月19日にも具体的な作業の手順を示し、8月下旬には初めてとなる「燃料デブリ」の取り出しに着手する方針です。東京電力は3グラム以下のデブリを取り出し、本格的な取り出しに向け分析を進める計画です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。