資源保護のため休漁していた島根県浜田市の沖合底引き網漁船団が、１５日、家族らに見送られ、主力のノドグロなどの豊漁を目指し、一斉に出漁しました。
浜田市の沖合底引き網漁船は現在８隻。
資源確保のため、毎年６月１日から８月１５日までの２か月半、休漁しています。
出漁前に行われた安全祈願祭では、船長らが無事を祈って玉串を捧げました。
岸壁では大漁旗を掲げた船の前で船員の家族らが記念写真を撮ったりしながら、紙テープを渡して出漁を見送りました。
浜田市の沖合底引き網漁は年々漁獲量が減ってきてはいるものの、ドグロの価格が高値続きで、今年は販売額で去年より１億円多い１８億円を目標にしています。
全国底曳網漁業連合会 金坂敏弘 理事
「海の上なんで安全第一で、ことしは暑いので体調とか、心配しています。あと大型クラゲ（エチゼンクラゲ）が発生していますので心配しています。ノドグロがこれから秋口にかけて脂乗りもよく、これが豊漁であればなと思っています。」
出漁した船団は、対馬近海で漁を行い、早い船は１８日に帰港し、セリが行われる予定です。
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