東京都は16日、港区内の飲食店を利用した20~30代の男女5人が下痢や発熱などの症状を訴え、うち2人の便から赤痢菌を検出したと発表した。赤痢菌の人から人への感染例は都内でもあるが、食中毒は衛生環境が悪い国での発生が多く、都内での発生は国への報告対象となった2000年以降で初めて。

東京都庁

 都保健医療局によると、5人は東南アジア料理「トムボーイ赤坂店」で7月31日~8月1日に食事をした。それぞれ別に訪れた2人の便から赤痢菌を検出した。港区みなと保健所は店で調理した食品が原因と断定し、店を16日から7日間の営業停止処分とした。赤痢菌が食品に付いた原因は調査中。全員が回復に向かっている。 

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