青森県内で新型コロナの感染が拡大しています。感染者数は前の週の1.34倍で増加率は全国で最も高くなりました。専門家は、県内ではこれから2週間~3週間後あたりに感染のピークに達すると想定しています。

県によりますと、新型コロナの感染者は8月11日までの1週間で522人報告されました。前の週から134人増えました。前の週からの増加率は1.34倍で青森県が全国で最も高くなりました。

県全体の感染者は現在、7月から6週連続で増えていて、青い線で示した2023年と同様に2024年も夏場に感染拡大が続いています。

1医療機関あたりの感染者は、地域別では下北と上北が10人を超えているほか、中南、東青も9人台となっています。

青森市の南内科循環器科医院では、7月下旬は検査した人の半分近くが陽性で1日に3人ほど感染を確認していて、その後は徐々に感染者が減ってきているということです。

南内科循環器科医院 南 収 院長
「感染力は非常に強いです。家族の中で1人が感染すると他の人がほとんど感染する」

前の週から感染者が増えているのは、東北地方の中では青森県と秋田県だけとなっています。

専門家は、新型コロナの第11波が県内にも到来していて、感染者数は1か月以内にピークに達すると想定しています。

県感染症対策コーディネーター 大西基喜医師
「(全国で)1番最後に上がっていて、増加率が全国トップになる。あと2~3週間あたりにピークが来るんじゃないか」

県は、帰省や夏祭りで人の移動が増えていることから、手洗いや消毒など基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

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