8月15日(木)午後6時現在、近畿地方のあちらこちらで雷雲が発達しています。午後9時ごろにかけて激しい雨や雷雨となる所があるため、京阪神でも天気の急変に注意が必要です。

 遠く離れた台風周辺の暖かく湿った空気が、雷雲と猛暑の材料となっています。強い台風7号は、非常に強い勢力まで発達して、16日(金)昼頃から夜にかけて、関東のすぐ東の海上を進む見込みです。発達のピークと最接近のタイミングが重なってしまいそうです。

 台風の影響で警報の出る可能性があるのは、静岡県から東の地域です。近畿地方への直接の影響はないものの、千葉県を中心とした関東では朝から猛烈な風が吹き、大雨となるおそれがあります。最大瞬間風速45メートルは、トラックが横転してしまう危険な暴風です。関西では影響が限定的でも、交通や物流の混乱を想定してください。

 なお、台風の北上に伴い、仙台など東北の太平洋側でも16日(金)夜から17日(土)昼頃にかけて、大荒れの天気となる見込みです。

 16日(金)の波の高さは、和歌山県南部や三重県の沿岸で3メートルで、うねりを伴うでしょう。水難事故にあわないよう、海のレジャーは安全第一で楽しむようにしてください。

 北風が日本海の方から湿った空気を運ぶため、16日(金)は北部中心に断続的に雨でしょう。前日のような激しい雷雨になる可能性は低いですが、お出かけの際は雨具をお持ちください。京阪神でもパラっと雨が降る時間がありそうです。雨上がりだと、余計にモワっと不快に感じる蒸し暑さとなる見込みです。

 朝の最低気温は大阪や京都・神戸で28度、最高気温は中部や南部で35度以上の猛暑日となるでしょう。熱中症警戒アラートが多くの府県に発表されています。

 土日はだいたい晴れて、夏空が広がる見込みです。

 来週は雲が広がりやすいものの、しばらくは手加減なしの暑さが続きそうです。

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