すでに「強い勢力」となった「台風7号(アンピル)」は15日午前9時現在、時速20キロのスピードで発達しながら北上を続けている。進路は14日の予想よりもさらに東寄りとなったものの、16日~17日にかけて関東地方に接近する見込みで、気象庁は東日本は、暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼び掛けている。

「台風7号(アンピル)」の今後の進路は一体どうなるのでしょうか?
以下、気象庁が発表する台風の最新進路予報になります。
(◎のマークのある予報が最接近するとみられる日時の予報となります。)

“最強クラス”「台風7号(アンピル)」の実況と予報
(気象庁・15日午前9時50分発表)

・15日午前9時の実況によりますと…
「台風7号(アンピル)」は「強い勢力」で、北緯29度35分、東経141度05分を中心に『父島の北北西約20km』で北方向に時速20キロの速さで進んでいるとみられています。中心の気圧は970ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルとなっています。台風の全域110kmが秒速25m以上の暴風域となっていて、南東側390kmと北西側280kmが秒速15m以上の強風域となっています。

・15日午後9時の予報によりますと…
「台風7号(アンピル)」は「強い勢力」で、北緯31度40分、東経140度50分を中心に『八丈島の南南東約180km』で北方向に時速20キロの速さで進むとみられています。中心の気圧は960ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルとなっています。予報円の半径は45kmで、全域155kmが暴風警戒域となっています。

◎16日午前9時の予報によりますと…
「台風7号(アンピル)」は「強い勢力」で、北緯33度35分、東経140度35分を中心に『八丈島の北東約90km』で北方向に時速20キロの速さで進むとみられています。中心の気圧は950ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。予報円の半径は65kmで、全域190kmが暴風警戒域となっています。

※気象庁のHPによりますと、最大瞬間風速60m/sは…
「樹木・電柱・街灯が倒れる」「ブロック壁が倒壊する」「木造住宅が倒壊し始める」「鉄骨構造物が変形する」といった恐れがある強さの「猛烈な風」となります。

◎17日午前9時の予報によりますと…
「台風7号(アンピル)」は「強い勢力」で、北緯36度50分、東経142度50分を中心に『いわき市の南約110km』で北方向に時速20キロの速さで進むとみられています。中心の気圧は960ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルとなっています。予報円の半径は130kmで、全域280kmが暴風警戒域となっています。

・18日午前9時の予報によりますと…
「台風7号(アンピル)」は、北緯38度55分、東経150度50分を中心に『日本の東』で東北東方向に時速30キロの速さで進むとみられています。中心の気圧は980ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルとなっています。予報円の半径は185kmで、全域330kmが暴風警戒域となっています。

・19日午前9時の予報によりますと…
「台風7号(アンピル)」は、北緯41度40分、東経161度20分を中心に『日本のはるか東』で東北東方向に時速40キロの速さで進むとみられています。中心の気圧は990ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。予報円の半径は280kmとなっています。

・20日午前9時の予報によりますと…
「台風7号(アンピル)」は「温帯低気圧」に変わり、北緯47度35分、東経171度10分を中心に『アリューシャンの南』で北東方向に時速45キロの速さで進むとみられています。中心の気圧は994ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。予報円の半径は330kmとなっています。

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