岸田総理が14日、自民党総裁選の不出馬を発表しました。
そこで一気に注目が集まるのが来月に予定される自民党総裁選です。
次の総理はとの世論調査では常にトップランクに位置する、鳥取1区選出の石破茂元幹事長。地元、鳥取では次こそはと期待が高まっています。

岸田総理
「自民党が変わることを示す、最も分かりやすい最初の一歩は私が身を引くことであります。私はきたる総裁選には出馬致しません」

緊急会見を開いた岸田総理。
派閥の裏金事件が起きる中、「国民の信頼あってこその政治であり、組織の長として責任を取ることに、いささかの躊躇もない」などと話し、来月の総裁選には出馬しないと述べました。

そこで一気に注目が集まるのが、自民党総裁選、石破茂元幹事長の動向です。

鳥取県民
「(岸田総理の不出馬は)びっくりしましたけど、そういう選択もあるのかなと思いました。名前が出ている中では(石破氏が)一番いいんじゃないかと私は思います」
「どっちかといえば(総理に)なって欲しい。もっと鳥取の名を売ってほしい」
「あまり評判がいいようには聞かないんですけど、それでも地元を活気づけてくれるんだったら頑張ってほしい」
「東京に行く飛行機で一緒になったことがあって、CAさんに話す時とかもすごい優しい感じで、個人的には人柄がいいなと思ったので応援したい」

先月開かれた石破元幹事長の講演会。
タイトルは「どうする日本」でしたが、集まった人たちからは、「どうする石破」ではないかと総裁選出馬への期待の声が続きました。

石破茂元幹事長(67)は衆議院鳥取1区選出で当選12回、自民党総裁選には過去4回挑戦し、いずれも敗れました。

岸田政権の支持率が低迷する中、次の総理はとの世論調査では常にトップランクに位置していて、最新のJNN世論調査でも自民党のなかで次の総理にふさわしい人を聞いたところ、1位は石破元幹事長、2位は小泉元環境大臣、3位は河野デジタル大臣でした。

「鳥取県から初の総理大臣を」と地元の期待は高まります。

石破茂 元幹事長
「何か決断するときにお話しすべきは地元の皆様、自分を国会議員の立場においてくださった方々の思いにきちんと応えられるような決断をしなければならない」

石破元幹事長はきょう台湾から帰国する日程で、自らめどと話していたお盆を迎え、総裁選への出馬表明も近いのではと動向に注目が集まっています。

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