社会的に弱い立場の人たちを支援した宮城県石巻市出身の人権派弁護士、故・布施辰治の古里への思いを紹介する展示会が、石巻市で始まりました。

石巻市博物館で始まった布施辰治の展示会では、古里・石巻との深い関わりを示す写真や資料26点が紹介されています。

こちらは、東京で働いていた布施が、文字をきれいに書くようにと母校の蛇田尋常小学校に贈った「点線ノート」です。

また、校旗を寄贈する活動の世話人として、寄付を呼びかけた資料も展示されています。

布施は明治13年、1880年にいまの石巻市蛇田地区に生まれた弁護士で、戦前、日本からの独立を求める朝鮮人を弁護し、韓国政府から建国勲章を受章しています。

石巻市博物館 伊藤匠学芸員:
「(布施は)社会的に弱い立場の人々を救うために精力的に活動をしたエネルギッシュな人。全国的に活躍をした人なのでぜひいろいろな人に知ってもらいたい」

石巻市博物館 伊藤匠学芸員

この展示会は、来年2月16日まで石巻市博物館で開かれています。

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