合格率0.02%という、そろばんの段位認定試験に合格したスーパー中学生が熊本にいます。その技を見せてもらいました。

熊本県内 35年間で「2人目」の合格者

熊本県合志市にある「足立珠算教室」では、約300人の子どもたちが、そろばんを学んでいます。

認定試験に合格したのは、中学3年の吉岡都葉(とわ)さんです。

吉岡都葉さん「日本珠算連盟という団体の段位認定試験のそろばんで、10段を取りました」

そろばんの認定試験の中で最も難しいと言われているのが、「日本珠算連盟」の数珠(そろばん)10段。前回の試験では全国で1万7676人が受験し、合格したのは吉岡さんを含めてたったの4人。合格率0.02%という、とてつもない難関なんです。

さっそく、その実力を見せてもらいました。

「億」単位の暗算に挑戦!

まずは、そろばん無しの暗算です。次の計算式、あなたはどれくらいの時間で答えを導き出せますか?動画を再生できるなら、ぜひ一緒に挑戦してください。(動画:開始57秒付近~)

願いましては…

85,074,321+549,812,705,136‐973,861,045+6,590,714+27,139,650
=?





吉岡さん「548,957,648,776
先生
「合算!(正解)」

読み上げが終わり5秒ほどで答えにたどり着きました。

このスゴ技を目の当たりにした他の生徒は、もはや笑うしかありません。

生徒「ありえません、すごいです。びっくりしました。初めて見た」

いったいどうやって計算しているのでしょうか?

吉岡さん「頭の中にそろばんがあるので、それに数字を入れていく感じです」

桁もスピードもレベルアップ

続いてそろばんの腕前を披露。吉岡さんの計算も、先生の数字を読み上げも、更にスピードアップします。(動画:2分5秒付近~)

計算式はこちらです。願いましては…

6,983,251,678,429,307+8,127,056,910,463‐147,356,028+7,981,634,250+13,078,695+6,185,479+13,467,519,028
=?





吉岡さん「6,991,400,056,401,194
先生
「合算!」

吉岡さんは、読み上げが終わるほぼ同時に答えを導き出していました。

レジより早い“歩く電卓” 吉岡さんの挑戦は続く

そろばん歴8年の吉岡さん。買い物に行くとレジを通す前に計算が終わるなど、計算には困ることはないそうです。

吉岡さん「“歩く電卓”です!自称ですけど」

そんな吉岡さんの、これからの目標は?

吉岡さん「日本珠算連盟の暗算検定試験で10段をとることです」

さらなる高みを目指して、がんばってください!

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。