「旬感いわて」です。
8日紹介するのは収穫の最盛期を迎えているトウモロコシです。
ブランド化を進める岩手県一戸町の農園で、甘味が強いトウモロコシの秘密を取材しました。

一戸町の坂松農園です。
7月末にトウモロコシの収穫が始まり今、最盛期を迎えています。
早い時は朝4時から作業して、採れたものを昼に発送しています。


滝野遼さんは収穫作業のかたわら、販売会などで商品をPRするマネージャーです。
坂松農園のトウモロコシの特徴を聞こうとすると・・

(甲斐谷キャスター)
「よろしくお願いします。これはスタッフの方が作った?これでPR活動をしているんですか?」
(滝野遼さん)
「そうです。トウモロコシの王国を作りたい、岩手をトウモロコシで盛り上げたいと思い、やっています」

坂松農園では皮が薄く、甘みが強い特徴の品種・恵味ゴールドを栽培しています。
その収穫方法とは・・・。

(滝野遼さん)
「トウモロコシは1本の幹から3本なるんですが、3本のうちの一番上の1本だけしか取らないということで『奥いちきみ』という名前でやっています」

1番上になるものは最も実の入りが良く、甘さが乗りやすいということです。
坂松農園ではこの3個のうちの1個目を「奥中山で育った1番目のトウモロコシ」といった意味を込めて、『奥いちきみ』と名付け、2018年からブランド化して販売しています。



生でも食べることができるということで、採れたての奥いちきみをいただきました。

(甲斐谷キャスター試食リポ)
「甘い!シャキッとした歯ごたえもあるのにちゃんと噛めて生でおいしい。とてもジューシー」

新鮮なうちは生で食べられますが、収穫して3日ほどたつと硬さが出ることから坂松農園では朝早くに収穫し、その日のうちの発送にこだわっています。

(滝野遼さん)
「暑かったので収穫の時季が前倒しになっているのですが、これからもっと日が差してくると糖度も増してとてもいいものができますのでよろしくお願いします」

奥中山の豊かな自然に加え、朝晩と日中の寒暖差が生み出す甘さとみずみずしさ。
そして1本の幹から1個だけという厳選された「奥いちきみ」は8月いっぱい収穫作業が続きます。

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