台風7号は、日本の南を1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。海水面温度が高いエリアを進むことにより、勢力は維持したまま16日には関東地方を直撃するおそれがあります。
気象庁によりますと台風7号は、13日午後9時には日本の南にあって、1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。
中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
また、中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
・台風の中心は、24時間後の14日午後9時には父島の西約190キロの半径95キロの円内に達し、強い台風になる見込みです。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルが予想されます。予報円の中心から半径200キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
・48時間後の15日午後9時には八丈島の南約210キロの半径155キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルが予想されます。予報円の中心から半径310キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
・72時間後の16日21時には関東の東の半径220キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルが予想されます。予報円の中心から半径370キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
なお、台風の中心が予報円に入る確率は70%です。
発達した勢力を維持したまま関東直撃か…
一般的に海面水温が高いほど大気中に含まれる水蒸気の量は多くなります。そのぶん多くの水蒸気が上空へ運ばれるため、台風の勢力はより強くなると考えられています。
台風7号の予想進路をみると海面水温が平年よりも高い海域にあたるため、発達した勢力は衰えることなく北上していくとみられます。
このため16日金曜には勢力を維持したまま関東地方を直撃するおそれも出てきました。
次に台風7号について、雨と風の動きをシミュレーションで見ています。
雨風のシミュレーション 14日(水)~
雨風のシミュレーション15日
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