熊本県は、熊本地震の関連死として新たに1人が認定されたと発表しました。これで死者は274人となりました。

認定した熊本市によりますと、新たに関連死と認められたのは、当時40代の男性です。

男性の遺族は地震から4か月後の2016年8月、関連死の審査を熊本市に申し出ていました。

しかし認定に必要な書類の準備などに時間がかかり、今年7月31日付で認定されました。

熊本県内で熊本地震の関連死が認められたのは4年ぶりですが、熊本市と益城町では、今も関連死の審査などが続いています。

熊本市は、今回認定した男性が住んでいた場所や亡くなった経緯などについて明らかにしていません。

274人の内訳は、直接死50人、関連死219人、2016年6月の豪雨被害のうち熊本地震との関連が認められた死者5人となりました。

また熊本市の死者は89人になり、内訳は直接死が6人、関連死は83人です。

関連死と認められたことで、遺族には今後、弔慰金が支給されます。

熊本市健康福祉政策課は「今回、関連死として認められた方のご冥福をお祈りし、ご遺族にも弔意の気持ちを示したい」と話しています。

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