能登半島地震で通常開催が難しいキリコ祭りの代わりに、金沢市で能登のキリコが練り歩く「能登復興祈願キリコ大祭」が開かれます。

地元の石川県輪島市では、キリコの修復作業が急ピッチで進められています。

キリコの修理を担う・川口明さん「少し化粧して。よそ行きの化粧になるかわからないけど」

仏壇店の川口明さんの自宅に保管されていたキリコは、は地震発生前に修理を依頼されていたことから、大きな被害は免れました。

組み立てると高さ4メートルを超えるキリコ。17日の祭りのため金沢へ運ぶ前に、外れてしまったハシゴの修理を進めます。

川口明さん「祭りはないと思った。元気のある町内あるかと思ったけど、あったわ!若いもんが揃うだけ立派やわ」

輪島市の重蔵神社では、拝殿が全壊したことに加え、道路状況の悪さや人手不足により、毎年行われている輪島でのキリコ祭りは規模を縮小することにしました。

こうした中、市外に避難している住民に向けて、能登を忘れないでほしいという思いを込めて、輪島市や志賀町のキリコ5基が金沢市に集まり、まちを練ります。

能門亜由子禰宜「集まるキリコは1個2個かと思っていたけど、祭りをすると言ったら次から次へと増えてきた。残ってるのが奇跡に近い。直してもらえてありがたい」

川口明さん「地元の人が元気になってくれればいい。やるぞっていう。30.40代の人が元気になってくれれば嬉しい。」

能登復興祈願キリコ大祭は今週土曜日、17日午後6時から金沢市のしいのき緑地で開かれ、祭りでは18歳以上の担ぎ手を募集しています。

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