グラウンドで見せる晴れやかな表情・・・みんな、野球を謳歌しています。

---佐藤選手「一人一人が明るいと言うか、個性豊かで優しさであったり愛があるのがチームの良さだと思ってます。」

---竹田選手「限りない仲間に出会えたことが、すごいありがたいことですし、出会ってくれてありがとう。」

根性・・・執念・・・気迫。

聖光学院野球部には、高校球児たちが泥と汗にまみれて戦ってきた、スピリッツがあります。そして、それだけではなく、固い絆でつながれた一体感もあります。

---斎藤監督「チームの輪が大きくなってきたというのもあるし、一歩も引かないぞというファイティングポーズがとれるようになってきたので、これだけ野球に対する執念が大きくなってくると、これからの戦いに期待が持てる。」

一丸となって、夏を全うする。

常勝という宿命を背負った名門、聖光学院。
春夏合わせて、甲子園でベスト8(エイト)5回、ベスト4(フォー)が1回と、全国でも有数の強豪校と呼ばれるようになりました。

部員数100人を超えるチームで試合にでるためには、単に野球の実力に秀でた選手ではおさまりません。

---斎藤監督「練習の中でいちばん子供たちに問うてるのは、いかに逆境や苦境のところで踏ん張るとか、仲間を大切にするとか、そういう力が付いてこないとグランドで力が授かれないと。いかに人間力を成長させるか、と言うとことと野球の結果は比例すると。」

謙虚で愚直であり、闘争心に溢れ、粘り強く闘える者。長い間、聖光学院に息づく、突出した「人間臭さ」が求められるのです。

竹田一遥選手はそんな聖光野球の象徴的な選手です。

---竹田選手「一球に対して絶対に止めてやるとか、絶対に繋ぐんだという執念は小さいときからずっと大事にしてきました。」

個(こ)を捨て、他(た)を重んじる。
それが聖光野球・・・チームを支えるエースがいいます。

---高野選手「仲間を負けさせないピッチングをするというのが、最高の結果なので、それに向けて日々練習していく。」

チームには試合に出て戦うメンバーとは別に練習を支える控えメンバーがいます。
選手たちのベストパフォーマンスを引き出すのが重要な役割、彼らもまた、闘っています。

---髙嶋選手「”思い”と”熱さ”という気持ちは、メンバーと同じじゃないといけないと思うので、メンバーにも劣らない熱さで練習に臨んでます。」

髙嶋陽稀選手は、聖光野球にあこがれ入学してきました。今は、この仕事に誇りをもって日本一を目指しています。

---髙嶋選手「メンバーを最大限、支えて行かないと駄目だと思っているので、勇ましく戦ってほしいという思いもあって、ドリンクだったり陰で支えることを最大限やっています。」

そんな姿に、試合に出るメンバーたちは・・・
---メンバー「どうもありがとう。本当にありがとう。」

練習後、ナインたちが生活をともにする寮にお邪魔しました。
部員116人中、およそ8割がここで苦楽を共にしています。

グラウンドでは、凛々しかった選手たちも、ここでは普通の高校生。
甲子園という厳しい道のりをここで励ましあいながら歩んできました。

毎日、泥だらけになって白球を追いかける・・・
暗くなるまでバットを振り続ける・・・
「精一杯戦った」と自負できるほどの、裏付けをつくるために・・・

そして、感謝の気持ちを届けるために・・・

『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年8月7日放送回より)

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