夏の風物詩の一つといえば花火大会。
この時期、全国各地で花火大会が開催されていますが、毎年、SNS等ではこんな話題が取り上げられています。

「花火大会で赤ちゃんが大泣きしているー」

次々と打ちあがるダイナミックさや、体いっぱいに響き渡る音なども花火大会の醍醐味ですが、周りで見ている人からは、赤ちゃんの泣き声が気になって、花火に集中できないという声も…

赤ちゃんを花火大会に連れて行くことは、赤ちゃんにとってNGな行為なのでしょうか。小児科医に聞きました。

米子こどもクリニック 田本直弘 理事長
「普段から大きな音や光に敏感な赤ちゃんの場合はやめた方がいいと思いますが、赤ちゃんだから一概に連れていってはだめということではないと思います。

『せっかく花火大会に来たから』という考えで、赤ちゃんにとって嫌な記憶になってしまってはいけませんから、赤ちゃんの様子をよく確認して、このままいても大丈夫なのか、帰った方がいいのか判断してもらえるといいと思います。」

自身も8児の父である田本医師。
0歳と1歳の子どもも連れて、8月、家族全員で花火大会に行ったといいます。

米子こどもクリニック 田本直弘 理事長
「『赤ちゃんが嫌がっていたらすぐ帰ろうか』というスタンスで花火大会に行きましたが、興味を持って楽しそうに見ている様子でしたので、最後まで楽しむことができました。

一方、大きな音にびっくりして泣いてしまったり、怖がってしまう赤ちゃんもいると思います。周りの人に迷惑をかけてもいけませんし、しっかりと周りの人にも配慮しながら、家族の思い出を作ってもらえるといいと思います」

人ごみを避けて遠くから見る、短時間だけ楽しむなど、様々な選択肢をもっておいたほうが良さそうです。

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