甲子園初出場の聖和学園高校硬式野球部。創部から20年、人一倍、甲子園での母校の試合を待ちわびていた人がいます。
聖和学園の初代キャプテンを務めた大泉成樹さんです。その時のユニフォームを着てくれました。
聖和学園野球部 初代キャプテンを務めた大泉成樹さん
「(ユニフォームは)高校最後の夏以来なので17・18年たちますね」
聖和学園硬式野球部の創部は2004年秋。わずか7人からのスタートでした。
ボールではなくシャトルを打つ練習
大泉成樹さん:
「(創部当時)野球をやれる人数ではないので、この先どうなるのかと思いながら部をやっていた。グラウンドもボールもなかったので、ほとんど教室で練習をする形だったので、ボールではなくバドミントンのシャトルを打つとか。ゴロの練習では硬式ボールではなくテニスボールで。野球なのかなというのはありました」
その後、新入生が入学し様々な球場を借りながら、やっと練習や試合ができるようになりました。
大泉成樹さん:
「ようやく野球をできるところからスタートした聖和学園野球部なので、それが今年、甲子園に行けて感慨深いと思います」
現在は、仙台市内で空調機の設置をする会社を経営する大泉さん。創部当時、野球ノートに記した言葉です。「甲子園!」
あれから20年。後輩たちがその夢を現実にしてくれました。
大泉さんもスタンドからエール
大泉成樹さん:
「野球部のOB・OGみんなでよろこんでいますし、私たちのずっと夢だった甲子園出場をかなえてくれたなと思います」
初代キャプテンが、後輩たちにエールを贈ります。
聖和学園野球部 初代キャプテンを務めた大泉成樹さん:
「初出場ですし、今までの私たちの思いもあるが、選手たちは楽しんで一生懸命プレーして欲しい」
大泉さんは、13日の試合アルプススタンドからエールを贈るということです。聖和学園は13日の第2試合、栃木代表の石橋高校と対戦します。
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