夏の全国高校野球選手権大会第6日、富山県勢初のベスト4入りを目指す富山商業は、神奈川県代表の東海大相模と対戦しました。粘りの戦いを見せましたが、初戦突破はできませんでした。

夏の甲子園、県勢初のベスト4進出を目標に掲げる富山商業。初戦で、優勝候補の神奈川代表、東海大相模と対戦しました。

1回表、富山商業はワンナウント1、2塁のピンチを招くと、レフト前に運ばれ先制点を許します。

なおも、満塁となりますが、この大舞台で、この夏初登板の福村投手がセカンドゴロに打ち取り、1失点でしのぎます。

その後、富山商業は、ピッチャーを福村投手から、山本投手に交代し、5回まで失点を許しません。

粘る投手陣を援護したい富商打線ですが、東海大相模のエースで身長198センチ最速149キロの大型左腕、藤田投手を打ち崩すことができません。

すると、6回表。粘りの投球を見せていた富山商業・山本でしたが、右中間へのタイムリー2ベースヒットを打たれ、2対0に。

ここで3番手の森投手に交代。富山大会でもピンチの場面で登板し、チームの窮地を救ってきた森投手。ここも三振にとり、甲子園という大舞台でも勝負強さをみせます。

7回裏、富山商業の攻撃。2アウト1、2塁と、得点圏にランナーを出しましたが、チャンスをいかせませんでした。

8回表には、東海大相模に大会第1号となるソロホームランを打たれ、リードを広げられます。

4点差で迎えた最終回。主将の鶴田選手がレフト前に運びます。

その後、ツーアウト3塁まで進め、得点のチャンスをつくりますが、最後まで
相手の投手陣を崩せなかった富山商業。

2年連続、悔しい初戦敗退となりました。

富山商業・山本心太郎投手:
「甲子園という舞台で自分らしいピッチングができたし、この仲間で野球をやれてとても良かったなと思います。ほかの球場とは違った雰囲気もあるし、楽しい場所でした。高校生活最後の野球がこの仲間と甲子園という舞台でできたのはとても楽しかったです」

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