パリオリンピック™でメダルラッシュとなったレスリング競技、鶴岡市出身の父を持つ元木咲良選手と、山形市出身の鏡優翔選手が金メダルに輝きました!

女子フリースタイル62キロ級の元木咲良選手。

父は、鶴岡市出身で、レスリング日本代表としてシドニーオリンピックに出場した元木康年さんです。

決勝ではウクライナの選手に圧勝した元木選手。父親の果たせなかった金メダルの夢を実現させました。

そして、レスリング競技トリを務めたのは。

レスリング女子最重量級、76キロ級の鏡優翔選手。6歳まで山形市で育ちました。

山形市役所で行われたパブリックビューイングでは、祖母のチエ子さんが、今年2月に亡くなった祖父・政博さんの遺影を手に試合を見つめます。

決勝の相手は、アメリカのケネディアレクシス選手。

1対1の同点で迎えた第2ピリオドで鏡選手が磨き上げてきた技が飛び出します。

これで2点が入り、3対1に。

そして。

金メダルを決めると、鏡選手は家族が見守る客席に駆け寄り、ジジと呼んで慕っていた祖父・政博さんの遺影を掲げ、喜びを爆発させました。

鏡優翔選手「みんなが涙流して喜んでくれたことが一番の私の幸せです。本当にずっと目指してきた、誰も成し遂げたことがないことを、この手でつかんだのは本当に嬉しいですし、今までやってきた選択の答え合わせが今ここでできたかなって思います」

祖母・チエ子さん「ありがとうございました。これしかないです。みんなありがとうございました。(鏡選手は)小学校の3年あたりから自分のサインの練習してた子なんだから、オリンピックオリンピックって。

「おじいちゃん喜んでます。あっち(会場)でもおじいちゃんがいた。これ同じの持っていきましたから。助けてくれたのかもしれないね」

女子の最重量級での金メダルは日本人初の快挙。

鏡選手が日本レスリング界の悲願を達成しました。

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