本格的なお盆休みに突入しましたが、9日に初めて発表された南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が、旅行する人や観光地に影を落としています。

(中部空港から出国する人)
「(タイの)バンコク行って、そこからサムイ島に行きます。せっかくのお盆なので海に行こうかなと。シュノーケリングとかカヌーとかいろいろ楽しめるところらしいので」
「フィリピンのマニラへ。街並みとかを見たり、いろいろな食べ物を食べたり」

中部空港は12日、お盆休みを海外で過ごす人たちの出国ラッシュがピークを迎え、国際線の出発ロビーは、海外に向かう人で賑わいました。中部空港によりますと、8月9日から18日までのお盆期間中の国際線の予約者数は、13万5000人あまりで去年のおよそ1.6倍に。帰国のピークは18日になる見込みです。

「ハザードマップとか確認しながら旅行…」

新幹線も混雑が続いています。JR名古屋駅の上りの新幹線ホームには朝から大きな荷物を持った家族連れの姿が。

(旅行客)
「神宮球場に行きます」
「ひ孫が生まれたので会いに行きます」

ただ、国内で移動する人は南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」が気になるお出かけになったようです。

(千葉へ)
「一番心配なことは、自分が千葉県(の実家)に帰っている間に地震が起きたら、家や友達が心配」
(東京へ)
「ハザードマップとか確認しながら旅行したいと思っている」


東海道新幹線は三島駅と三河安城駅の間の上下線で速度を落として運転していて、10分前後の遅れが出ています。JR東海によりますと、東海道新幹線の指定席は、18日まで午前も午後も空席があるということです。

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