台風5号は12日朝、岩手県に上陸し東北地方を横断しています。宮城県内も一部で大雨となっていて土砂災害などに警戒が必要です。

台風5号は12日午前8時半頃、岩手県大船渡市付近に上陸し、東北地方を西へと横断していて13日には日本海で熱帯低気圧に変わる見込みです。

志摩功一郎記者:
「午前8時を過ぎた女川町です。激しい雨が降っています」

午後2時までの24時間雨量は女川で94.5ミリ、気仙沼で86.5ミリなど、三陸沿岸では大雨となった所があります。夕方まで土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要です。

最大瞬間風速は石巻で18.1メートルを観測しました。

波の高さは5メートルでうねりを伴う見込みで、海上では午後6時頃まで暴風に警戒が必要です。

気仙沼市や石巻市など9つの市町に出されていて「高齢者等避難」は午後2時半までに全て解除されました。

交通機関への影響です。JR東日本によりますと、東北新幹線は始発から通常通り運行していましたが、秋田新幹線が盛岡駅と秋田駅の間で、5本運休となっています。在来線は仙石東北ライン、石巻線、気仙沼線、陸羽東線が全線で終日運転を見合わせます。東北本線は岩切と岩手県の一ノ関の間仙石線も東塩釜と石巻の間で終日運転を見合せます。

空の便は、日本航空が12日、仙台発着予定だった14便の欠航を発表しています。

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