台風本体の発達した雨雲や台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、岩手県内は激しい雨に見舞われている所があり、総雨量が平年の8月1か月分の降水量の2倍を超える記録的な大雨となった所もあります。

久慈市と大槌町の合わせて3つの観測地点では12日午後1時までの「48時間降水量」が、観測史上最大を記録しました。

このうち最も降水量が多いのが久慈市下戸鎖(しもとくさり)で、475.5ミリです。これまでの観測で最も多かった2023年8月15日の364.5ミリを大幅に更新しました。

次いで降水量が多いのが大槌町大槌300.0ミリ。2000年の統計開始後最も多くなりました。

観測史上最大を記録したもう一か所は久慈市山形で、1999年10月29日の267ミリを上回る、279.5ミリを観測しました。

記録的な大雨を受け、気象庁は12日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。

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