8月初旬、岡山県倉敷市玉島柏島で、クマの赤ちゃんとみられる死体が見つかりました。

※この記事の最後、もしくは画像ギャラリーには発見されたクマの画像があります。【画像閲覧注意】

7月初旬、倉敷市鶴の浦の用水路でおぼれているのを散歩中の男性Yさんが発見し、居合わせた男性と2人がかりで救出し、その後、行方不明になっていたクマとみられます。

行方不明になったのは、岡山県の三大河川、高梁川の東岸の河口付近。
これまでに一度もクマが目撃されたことのない地域でした。

行方不明になって約1か月後に、クマとみられる死体が見つかったのは、高梁川の西岸の倉敷市玉島柏島でした。

近所の人が発見し、写真を撮影しましたが、この翌日にはカラスに突かれてしまったといいます。

Yさんは

「おそらく水玉ブリッジラインを超えて、連島から玉島へ移動したのだろう」

と話しています。

*水玉ブリッジライン(倉敷市の水島地域、玉島地域を結ぶ県道398号の愛称で延長8.3km)

「一見、黒い犬」を助けたらクマだった!

【画像②】ここで溺れている生き物を助けたらクマだった!

Yさんは、7月初旬、倉敷市鶴の浦の用水路で溺れている黒い生き物を見つけたといいます。【画像②】

Yさんによると、住宅地にある用水路で、当時の水深は大人の膝ぐらい。

石垣の下が一段高くなっていて、そこにしがみついて、じっと動かずに鳴いていたということです。

体長は約30cm。一見、黒い犬に見えたといいます。

Yさんと一緒にいた男性が、手前の階段【画像③】から川に入り、黒い生き物の所まで行って、抱き抱えて帰ってきました。

2人は、近くの木の下に生き物を放して、その場を立ち去りました。

その後、近所の住人がその生き物を動物病院に連れていったところ…

【画像③】手前の石段から救助に向かった!

獣医は「これは犬ではなくクマです」

黒い生き物をみた獣医は、「これは犬ではなくクマだ」と。

倉敷市保健所に電話で連絡すると「元いた場所に放してください」といわれ、住人は、クマが見つかったあたりに放したといいます。

住人はその後も気になってクマの姿を探しましたが、しばらく目撃情報はありませんでした。

大きさからクマの赤ちゃんとみられ、母親と離れた場合には、生きていくのは難しかったのかもしれません。

住人がクマを住宅街に放して約3週間たった頃、「クマを元いた場所に放した」という事情を知ったYさんが、改めて保健所に問い合わせたところ、クマが捕獲されることは想定されておらず、イタチやタヌキを捕獲した場合と同様の対応になったと説明があったということです。

RSKの取材に対し、倉敷市保健所の動物管理係は「クマは管轄外なので、見つけた場合は岡山県に相談してほしい」と話していました。

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